【全員に聞いてみた!】子供の頃大好きだった本

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同じ1つの物事も、6人いれば6つの感想が生まれます。
しょうもないことからどうしても気になることまで、メンバー6つの視点でひとこと述べる。
ただそれだけの企画です。

今回のお題は「子供の頃大好きだった本」です。
子供の頃と言っても幅広いので今回は小学生編に絞りました。
小学校に通う6年間って、自分のベースが半分はできるんじゃないかなと思っています。
子供からほんの少しだけ大人になる時期にメンバーが読んだ本を今回はご紹介します。

米玉利

一番好きだったのは伝記シリーズでしたが、今回はこちらを紹介したいと思います。

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自分で読んで親にも読んで欲しいと思った一冊で、何度も読み返した本、それが「まあちゃん」です。
これは耳に障がいを持つまあちゃんという男の子のお話です。
まあちゃんを通して家族や周囲の人たちが人との接し方、まあちゃんの受け入れ方、まあちゃんとおばあちゃんのあったかい関係を見て学んでいくという、
児童書や障がいをテーマにしている中ではありきたりな展開と言ってしまえばありきたりな展開かもしれません。
でも、そのよくある展開だからこそ、児童書の良さなんじゃないかなと大人になった今、思います。

個人的に私の弟が生まれつきの障がい者で、子供ながらに弟との接し方や、弟を通して周囲をどう見ればいいのか悩んでいた時期に出会った本でした。
この一冊に障がいを持つ家族がいる事の不安や喜びが丁寧に書かれている気がして、即母親に勧めたのを覚えています。
障がいを持つ人のこと、その家族のことを100%理解して欲しいとは思わないけど、
こういう本がもっと広がれば、もう少しいい環境が増えるんじゃないかなと小学生の時に思いました。

児童書と言えど侮れないなあ、児童書だからこそのストレートさなのかな、と思いながら今でもたまに読み返す一冊です。

るりこ

わたしが小学生の時大好きった本は、『おちゃめなふたご』のシリーズ!

いろんなイラストのパターンがあるみたいなんですが、当時のままなのはこれです。

イギリスの、女の子限定の寄宿学校の話です。
甘やかされてわがままいっぱいに育ったふたごのパットとイザベルが、全寮制のきびしい学校、クレア学院というところに入るところから話は始まります。
先生とけんかをしたり、女の子特有のなまいきを言ったりもするけれど、
すごくお金持ちの子や、嘘をついてみんなを騙す子、音楽の才能がある子、貧乏なことを隠そうとする子、
いろんな友だちと会うことで、ふたごはどんどん素敵な子になっていく。
ふたごの気持ちはもちろん、この友達たちの気持ちもすごくわかって…夢中になって読んでました。

あと!ここに「真夜中のパーティ」というのが出てくるんです。
全寮制なので、夜中にどこかの部屋にみんなで集まって、ケーキ、プディング、ソーセージ、チョコレートなんかを食べるという。
超楽しそうじゃないですか! おなじものでも、夜中に食べるっていうだけでなんておいしそうなんだろう…とわくわくしていたことを覚えてます。
今でも買えるんだなあ。読み返してみようかなあ。

戸田

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人生で初めて、心臓バクバクさせながら読んで、声を出して笑って、登場人物の死に泣きすぎて具合悪くなって翌日小学校を休んだ本が『ハリー・ポッター』シリーズ(静山社)です。
ちなみに、ハリーの名付け親・シリウスの死が発覚したときに具合が悪くなりました。

ハリポにハマりまくった当時はイギリス版を購入して辞書片手になんとか単語を追っていました。日本語版発売よりも早く読みたかったんです。
そして、単語をたどる程度の英語力でも分かってしまった、シリウスの退場…うっ…いま考えてもつらい…

「小学生の頃にハマった本」と言いながら今でも大好きで読み返す本です。自分が歳を重ねるごとに、感情輸入できる登場人物が変わっていくんですよね~。

ハリポの影響でイギリスが好きになりまして、今もほぼ毎年、渡英して魔法の国の空気を噛み締めています。

ちなみに当時は海外の児童文学にめっちゃハマってました。『どろぼうの神様』とか『盗まれた記憶の博物館』とか『ネシャン・サーガ』とか…海外モノにハマりすぎて、たまには日本の作品も読もうと手に取った司馬遼太郎作品が、また私の嗜好を変えてゆくのでした。思えば私の趣味って、本に影響されてるなあ〜。

小学生のとき好きだった本には、だいたい「魔女」という言葉が入ってました。

魔女に、なれると思ってたんですよね…(痛)
なくしたものが見つかる呪文を考えたり(ただ部屋が散らかってただけ)、ほうきで空を飛ぶ練習をしてみたり(学校まで歩いて行くのがめんどくさかっただけ)。
いやー、努力してたなー。うん。頑張った。

……というわけで、書店の児童書コーナーで「魔女」という文字を見つけると、自動的に手にとっていました。
魔女ジェニファと私』『魔女の宅急便』『まじょ子シリーズ
なかでも、『私のママは魔女』シリーズがすごく好きでした。
このお話は、パイロットのパパと、夜空で知り合って結婚した魔女のママの間に生まれた、カオリという小4の女の子が主人公です。

魔女のママは自由奔放で、ほがらかで、ママなのにとっても可愛い人でした。
魔法だったら一瞬で片付く家事を、一生懸命自力でこなそうとしていて。
その姿に「大人は完璧じゃない」「でもそれでいい」というメッセージが含まれていたのかも、なんて思います。

まほうの国からママが来た!』(本体900円・ポプラ社)がシリーズ1作め。

あと、なぜかこのシリーズの中で強烈に覚えているのは「旅の恥はかきすて」って言葉です。
「かきすて」ってなんだろう? としばらく反芻していた記憶が。
でも、この経験から、児童書だからといって簡単な言葉ばかり使って作らなくていいんだなーと思うようになりました。

じゅうぶんすぎるくらい大人になった今、魔女にはなれないことがわかりました。
でも、物をなくさないために、部屋を整理する方法を知ることはできました。
歩くのがめんどくさくならないように、軽やかな靴を買うとか、通り道に楽しみを見つける方法も覚えました。
実用書って、じつは魔法の代替なのかも、なんて思います。
たまに見出しや文章で「現実的な魔法」って使うんですけど、そのへんから来てるのかもしれません。

中野

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メンバーが魔法とか寄宿舎とか、子どもの頃の読書傾向が似てることにすごい驚いてます。
池田さんが紹介している『おちゃめなふたご』に出てくる憧れのおかし「トフィー」に
大人になってイギリスで初めて出会ったときの衝撃と言ったら!
味は想像以上に甘かったけれど……。
さて、私は、『だれも知らない小さな国』(税込670円、講談社)を始めとしたコロボックルシリーズを愛してやみません。

児童書の定番は「魔法」ですが、小人も負けていません。
「小人と人間が友だちになる話」。
嫌いな女子がいましょうか。
「私だけが知ってる小人」という秘密もさることながら、小人のコロボックルたちが
人間にバレないようにアマガエルスーツ(水に入ると普段より泳げる)を着たり、
小人の家までの地下の通路にはリンを埋め込んでいて自動的に光ってたりとか
いたるところにある「手づくり」が女子の手づくり心もキュンとさせるすごい本です。
「小さいものが可愛い」っていう人間の本能をちゃんと押さえてますよね。

水木しげる大先生が妖怪絵で「コロボックル」を描いたのを見ましたが、
あんなおどろおどろしいのは私のコロボックルではないです……。

宮崎

わたしもコロボックル、大好きでした! あの独特なイラストも好きだったなー。

小学生のころよく読んだ本は
講談社青い鳥文庫の「クレヨン王国シリーズ」と
ポプラ社の「ズッコケ三人組シリーズ」です。

クレヨン王国は色彩豊かな物語が本当に素敵で、ぐいぐい読んだのを思い出します。

ズッコケ三人組にもハマりました。
当時、「よしっ! ズッコケ三人組みたいなお話をわたしも書くぞ!」と思い、ノートに書き始めました。
たしかトイレで事件が起きるっていう設定だったんですが、書いても書いても、起きないんですよ、事件が。トイレで。

で、「あーわたしは小説家には、なれないな」と悟ったことを、今でもハッキリと覚えています。

児童文学は、夢も現実も教えてくれるんですね!

やっぱりみんな、子どもの頃は児童文学ちゃんと読んでるんですね!
しかもぜんぶ「おはなし」ですね。
児童文学は、直球で書かれているものが多いからこそ、
ずっと覚えてるんでしょうか。

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この記事を書いた人

米玉利朋子
フォトグラファー
兵庫県出身。プライベートではフィルム。アメトイと古着とバンドとアイドルが好き。基本的にミーハー。ソフトクリームが蛇口から出てくればいいなと思っている。