【全員に聞いてみた!】最近、感動したものを教えて!

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最近読んで心に残った本、

最近会って印象深かった人、

最近知って感激したサービス…など、

本日、校了!メンバーが最近気になってるものを教えて!

中野

倉敷に行ってきたんですが、あの江戸と明治がまるっと残ったような美しい街が、県や行政の力じゃなくて、「大原孫三郎」という地元のお金持ちがつくり、維持してきたおかげだということを知って感動しました。
大原孫三郎は、クラボウとかクラレとか中国電力の社長とかを務めた優秀な経営者ですが、とにかくめっちゃかっこいい!! 社宅に託児所つくったり、日露戦争の孤児院をつくったりして「私は、社会のために成し遂げる」っていう精神を立派に持っていた、きわめて明治らしい人だと思います。
口癖は「わしの眼は十年先が見える」だそうで、これを言っていろんな事案を通してきたっていうのも震えます。私が、企画会議で勇気を出して「絶対にコレ売れますから」って言うのの何倍もすごいやつですよね。
今も観光名所になって岡山を潤している地区が、才覚があって優しい人だということに、とても感動しました。徳川家康の名古屋城もそうですが、人の思想が町として残っている場所があることにワクワクします。
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「なにこれ。100匹食べられる」

私が最近感動したのは「鮎」です。
夏に実家の滋賀に帰ったとき、ずっと行ってみたかった「比良山荘」という料亭を予約しました。前に、料理本のスタイリストさんに、「滋賀県出身なんです」と言ったら「比良山荘、絶対行ったほうがいいですよ!」と言われたので、それからずっと気になっていて。

言うても、私ももともと滋賀で生まれ育っていますし、そんなに期待するほどでもないのかな? なんて思いながら食べ始めましたが、一品目から
「!!!」

くるみ豆腐だったのですが、さっぱりとしつつコクがあり、後からくるみの甘みがじわじわっと追いかけてくる。「ぉ〜ぃ」(←くるみ) そして、レバーのようにきめ細やかな鹿肉や、弾力で押し返されるくらいプリップリで新鮮な鯉のあらい。シンプルなはずなのに「!」が連続する流れの中で、いよいよメイン、鮎の塩焼きが登場。

ヒレが、ピーンとしているのわかります?
断末魔の叫び顔のところから、ガブリ、とかぶりつきました。
「なにこれ」

ひとことで言うなら「澄んだ味」でした。上流の「澄んだ水」で育った「澄んだ苔」を食べて育った鮎は、とても素直で香ばしく焼けていて。美味すぎて私の描写力が追いつかないくらい、とにかくおいしかったです。実家から車で30分以上山奥に入って行くんですが「あ、私たちが素材のところにお邪魔しましたー」という感じで、納得の遠さ。

予約するときに「鮎のコースだったら全部で7匹食べられますよ」と言われて、「そんなにいらないです」と、あっさり普通のコースにしたことを、完全に悔やみましたよね。

戸田

落語が好きでして、なかでも柳家喬太郎(やなぎや・きょうたろう)師匠が大好きなんです。

こないだ、喬太郎師匠の落語会に行って感動しました。というのも、その日は普通の落語会と違って即興で「三題噺(さんだいばなし)」をする会でした。
三題噺とは「お客さんからお題を3つもらって、その場で落語を作る」芸のこと。その場で、って神業すぎる…
つまり、名作落語の誕生に立ち会える貴重な会なんです。

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3つのキーワードだけで、観客を引き込むストーリーを作り上げて、オチまでつける。
頭の回転の速さとか、話術とか、日頃いろんな物事にアンテナを張っているだろうなっていう話題性の多さ。師匠の天才的な技を目の当たりにして思わず「おおぉ…」と歓声を漏らしながら拍手していました。

あとは、お題を出すお客さんのセンスもすごいですよね。この日は「秋晴れ」「ロッカールーム」「ジョギング」というお題が出ました。
三題噺は落語家と観客の共作。あの不思議な一体感、たまりませんなあ。

あ、あとこないだ謝楽祭(しゃらくさい)という落語のお祭りで喬太郎師匠と写真撮ってもらいました(自慢)。
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宮崎

わたしが感動したのは
もう一年前になるのですが
スウェーデンを訪れた際に立ち寄った、ストックホルム市立図書館です。

見てください!
この本のパノラマを!

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建物が円形になっていて、螺旋状にぐるぐるとまわることができます。
こんなのアニメでしか見たことありませんよ。
本がアートになっていて、絵画を鑑賞している気分になります。

しかもこれ、1928年に建築されたんですって。その頃日本は昭和3年!
モダンすぎるにも程があります。
スウェーデンを代表する建築家グンナールさんという方が設計していて
北欧古典主義様式の最高傑作と呼ばれているんだとか。
約100年間、市民に愛され、街に溶け込む図書館が身近にあるって素敵です。
心のよりどころになりそう。

そしてこの旅をきっかけに
「古いもの」に心を動かされるようになりました。

世紀を超えて支持される、古くなっても愛される本を
わたしも作ってみたいな〜。

米玉利

先日、生まれて初めて鍵を紛失しました。
それも事務所から近所の郵便局までの道のり、約5分の道のりで。
お財布とスマホと鍵だけを持って出かけたのですが
帰りになーんか物足りないなあと思ったら鍵がない!
郵便局を探しても無く、道にもなく、もちろん事務所のマンションにもない。
事務所の鍵だけでなく、師匠の車のスペアキーも一緒に紛失。
鍵をなくすなんて人として!って偉そうな事をよく言っていたのに、、、。

そんな鍵。
翌日、スペアキーを作った帰り道、交番に行き
ついているキーホルダーやお守りの特徴を伝え
警察署に連絡してもらったら、なんと、あったのです。
心優しい方が届けてくれていたのです。
交番で年配の警官に「よかったねええ!!!」と言われ
警察署では年配の婦人警官に「本当に良かったですね」と言われ
日本も捨てたものじゃない!とニッコニコな笑顔で鍵を握りしめ帰宅した
夏と秋の間で起きたお話です。

いやー、久しぶりに見ず知らずの人の優しさに感動しました。
拾ってくれた方、ありがとうございます。

にしても、こんなでかいキーホルダーつけて落とした私って、、、
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るりこ

私が感動したこと、それは……、
初めてかかわったキャラクターが、あんまりにもかわいいこと……(なんか、宣伝ぽくてすいません)

この子なんですけどね!
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めっちゃかわいくないですか?
皇帝ペンギンのひなの「ぺんた」っていうんです。

いままで、本ばかりをつくっていて、こういう仕事をやったことがなかったんですが、
自分のかかわった子っていうのは、こんなに愛おしいものなのか……と感動しています。
サンリオで働いたりしたら、いつもこういう感動があるのかなあ。すごいなあ。

そしてすごいことに、この「ぺんた」は、「本日、校了」メンバーの
えみりーがキャラクターデザインをしてくれたんです。
すごくないですか?(いや、なんか、宣伝ぽくてすいません……)

何にしても、仕事で感動できるっていうのは、うれしいことでした。

みんなの感動したもの……いろいろありすぎ!!!!
この「感動」からどんな仕事が生まれていくのか、ぜひご期待ください。
(とくに何も生まれないかもしれませんが……)

この記事を書いた人

池田るり子
編集者
栃木県出身。甘いもの大好き編集者。趣味は走ることと歌うこと。これからは、小説をたくさんつくりたいなと思っています。